老後は老人ホームに入ってのんびり暮らしたい
そう思ってた。
理由は単純
ただ、家事から解放されたかったから
しかも
老人ホームだと
人と関わることもできるし
一人になりたかったら
自分の部屋に戻ればいい
時々イベントがあれば
程よい刺激にもなる
景色がいい施設で
のんびりした老後生活も良いな
と漠然と考えていた。
だけど
NHKのドラマ「しあわせは食べて寝て待て」
を見て、考え方が変わりました。
それは鈴さんのセリフ
「自分の味付けで食べられなくなるのが辛いの」
ここまでの想像力はなかったなと…
「しあわせは食べて寝て待て」のあらすじ
NHKのドラマ
「しあわせは食べて寝て待て」
は、桜井ユキさん主演ドラマで
内容を説明すると
麦巻さとこ。週4日のパートで質素に暮らす38歳、独身。
「一生つきあわなくてはならない」病気にかかったことから生活が一変。
会社を辞め、新しい住まい探しを余儀なくされる。見つけたのは築45年、
家賃5万円の団地。隣に住む大家さんと、訳あり料理番を通じて、旬の食材
を取り入れた食事で体調を整える【薬膳】と出会う。
地味だけど身体においしそうな薬膳ご飯とたおやかな団地の人間関係を通して、心身を取り戻していくさとこは、身近にあった自分次第のしあわせに気づいていく。
お粥(かゆ)のように、おなかの底からじんわりと温かくなる物語が始まります。引用元 NHKドラマ10より
特に、大きな出来事が起こるわけでもなく
ただ、淡々と日常を描いたドラマです。
ドラマを見ながら
「団地住まいもいいかも~」
って思ってしまうほど
温かいドラマ
「薬膳マイスター」の資格を取ろうかな
って考えたくらい影響されました(笑)
話を戻すと
隣人で家主でもある
加賀まりこさん演じる鈴さんが
老人ホームに入るかどうかの話の時に
最初に紹介したセリフ
(正確な言い方は忘れたけど)
「自分の味付けで食べられなくなるのが辛い」
老後について考えた時
このセリフが頭に浮かぶようになった。
老人ホームへの憧れ
私の父は今、老人ホームに入ってます。
新築の施設で食事も豪華
正直、うらやましいと思ってしまった…
だけど、
父は想像してた生活とは違うと
ガッカリしたそうです。
体も頭も元気な父
でも、たまにこけて大けがする時があり
もう、これ以上一人は危ないってことで
老人ホームへ
父も乗り気でした。
「家で一人の生活は不安だし
何よりつまらん!」と
だけど、
いざ老人ホームへ入ると
現実は…
誰とも話がかみ合わず
「ここは年寄りばっかりだ!」と(笑)
父も80歳すぎてるのに…
父の老人ホームの生活を見ていて
気になったのが
鈴さんのセリフ
「自分の味付けで食べられなくなるのが辛い」
父は料理もしないし
食べ物にこだわりもない
だから、
食事に対する不満はなく
むしろ
毎日いろいろな料理が食べられて幸せらしい
だから、
料理しない
こだわりない人にとったらいいけど
今まで主婦として
料理してきた人はどうなるんだろ
って考えた
自分の好きな物を
自分の味付けで食べる
そんな当たり前のことが
なくなってしまう生活
好きなお米を
好きな固さで
というのもできなくなる。
ドラマが最終回をむかえ
数か月経つけど
毎日ご飯作るの面倒だな…
家事から解放されたいな…
だから
老後はのんびり老人ホームへ
なんて思ってたけど
好きなものを
自分の味付けで食べる生活って
ものすごく贅沢なのかもしれない
身近にあった自分次第のしあわせ
まさにこれだなと思った。
だったら
私の老後は、どんな生活がいいのかな
と考えた時
このドラマに出てきた
ウズラさんの生き方だった。
24時間自分のために使える喜び
もう一人の登場人物
宮崎美子さん演じるウズラさん
ウズラさんは、息子との同居を断り
団地で一人暮らし
好きな料理をSNSにあげたり
iPadで音楽を作ったり
人生を楽しんでいる
そんなウズラさんのセリフ
「24時間、自分のためだけに使える喜び」
そう、
私はこっちを目指さないといけない
これこそが、私が求めていた生き方
まだ元気なうちから
「もう隠居したい…」
なんて思っちゃダメだ
と改めて反省した。
ウズラさんも主人公と同じ団地住まい
築45年だけど
部屋は素敵だ。
自分の好きなものだけを置いた部屋
それを好きなように飾り付けしてある部屋
息子と同居して
お嫁さんに気を使いながら生活するより
私は一人を選んだの
という感じのシーンだったと思う(記憶曖昧
今まで主婦として
家族のために生きてきたからこそ
この自由のありがたさが実感でき
老後を楽しめる。
まだしっかりしているうちに
自分で老人ホームを決めよう
そのために貯金をしよう!
なんて思ってたけど
そんなに早く隠居すること考えなくても
老後「も」楽しむために
50代の今、健康に気を付けて
体力もつけて
私も「24時間、自分のために使う生活」
を目指したいと思った。
それが私が目指す老後だった!
と、確信できたのは
子育てが終わる頃
一旦立ち止まって
とことん自分と向き合う時間を作ったから
私はこう生きたい
そのためにこれをする
という選択が
できるようになってきた。
50代の今は、
ようやく充実した毎日が
送れるようになってきた。
たまに日常で疲れて
もうのんびり何もしない生活がしたい
なんて思う日もあるけど
私は自分の軸を思い出し
それに沿った選択をしていく
もし今、あなたも
何かしたいけど、
何をしていいか分からない
と思っているなら
自分は何を望んでいるのかを知る時間
を作ってみてはどうでしょうか?
くわしくは50代女性あるある「やりたいことがない」を抜け出した方法

50代から何か始めるなんて遅いかも?
ってことはありません。
もう遅いじゃなく、いくつになっても
まだまだこれから!
って思い込むことが
長生きの秘訣かもしれない。
ちなみに80歳過ぎた父は今
体操にハマってるそうで
筋肉がついてきたと自慢してました。
元気でなにより